妥当性って何ずら?② ~デナイエブリシングの巻~

さて,

「テストの得点の解釈とそれに基づく推論の正当性(の程度)」



「その検査が測定しようとしている概念を実際に測定している程度」

は,なんか字面が違ってて,全然違う物のような気がしてしまうYO!!なんてとこでさっきはお茶を濁しました。じゃあどこが違うのさ。

…ハッキリとはワカリマヘン;;;;;

だけどここは漏れの城。好き勝手書かせてもらうぜオーライ??
前者は操作的定義に先行する物としての構成概念の実体性を仮定していない。後者はその言内に,実体性を仮定しているようなニュアンスがあるように思われます。つかまぁ,それだけじゃないのは百も承知でやんす。要は,その測定法から導かれる結果を予測できる理論的枠組みがまずもって存在してないといけないってことでしょな。

「漏れの理論からすると,ンチャスカ傾向はヘモルカ特性やコブレチ症状と関連します!」

なんて命題が導ける理論ね。

んでまぁ,どっちにしても,クロンバックさんの言う所の「法則定立的ネットワーク」ってのが,現在の妥当性概念を支えているのに変わりはないのかなぁと思います。

つまり,Aという構成概念に関連する理論があると。んで,その理論的にはAはB・Cとは共変関係だったり因果関係にあることが予測されるが,D・Eとはなんの関係も無いことが予想されると。この場合,実際にそれらを測定してみて,理論的推論に即した結果が得られたならば,Aという構成概念は妥当であるという可能性が高くなると言えるってな話ですな。

妥当性を担保する単一の指標はありません。んで,妥当性の指標となる外的基準(BCDE)の妥当性もまた問題となるわけですな。いくら理論的推論に即した結果が得られていたとしても,基準となる外的変数の構成概念妥当性が怪しかったら,妥当性の証拠としては弱くなっちゃう。なぜなら,基準となる変数の妥当性が弱いと,それに支えられる変数の妥当性も同じく弱いままだから。

だからこそ,構成概念が実際に測定されている程度,ではなく,検査結果から導かれる推論の正当性ってな定義がされとるんでしょう。理論ベースな考え方なんだと思います。誰かが言った。ある構成概念に関する理論の妥当性を高めると言うことは,その測定法の妥当性を高めることなのら!と。はぁ,そうですか。

んで,結局一つの構成概念の妥当性を担保する物は,様々な構成概念間の関係・無関係の連なりであり,これをして法則定立的ネットワークと呼ぶらしい。原典読んでません。だから間違ってるかもしれませんがね。つまり,単一の構成概念の妥当性を支えるのは,心理学的構成概念のネットワークであると。


ああああ!


長ったらしい上に要領を得ない!!むかつくぜ!!この頭の悪さ!!



まあ話を元に戻すとして,収束的妥当性やら弁別的妥当性が確認されると,なぜ構成概念の妥当性が高められるのかって疑問は,上の法則定立的ネットワークの考え方でズバッと解決!な気がしないでもない。そしてそれが漏れの思考限界。


だけどなぁ…。気になることがあるんだよなぁ…。


仮説構成概念大いに結構ですが,実際その構成概念は,人間のアーキテクチャに実在してますのか?こんな問いは不要なんでやんしょうか。むしろ高尚な問いかけ過ぎて,自分でも変な事言ってるんじゃないかとか,気が気じゃないですよ。ハッキリ言って。殺すなら殺せ!

そこでこないだ挙げた論文ですよ。まぁこれは後のお楽しみ。



後は目的との対応ね。妥当性って,測定法自体がアプリオリに備えられる性質じゃないんですよ。例えば,精神病理の鑑定に結構な妥当性を持つとされるMMPI。これだって,例えば便通の検査としてはなんの妥当性もおまへん。MMPIが妥当なのは,精神病理の鑑別ってな特定の目的の上で用いられる場合のみなんですな。

「私はプロ野球選手の貴方と結婚したのよ!」ってのとは違うか(アフォ

じゃあロールシャッハはどうだ。あんちくしょうが妥当に用いられる目的ってなんだ。鑑別診断補助??じゃあどの疾病の鑑別診断補助で妥当なんだ。KPPD(顔・パンパン・ディスオーダー)か?違うよな。分かってんだよそんなことはよぉ。

なんだなんだ。今度は交差文化的妥当性だって??こいつは難しい問題だぜ。アメリカンを測定するという目的における妥当性と,ジャポニーゼを測定するという目的における妥当性は同じではないとおっしゃる!?この世の中には無限の目的がございますなぁ。まさにイッツァ・ドリーム・ワールド。

おっ。じゃあ今度は人格理解か?じゃあどんな人格理解を目指せば妥当なんだえ?んでよぉ,そういうmetaレベルの妥当性とは別に,指標それぞれの妥当性の問題も孕んでたりしてるわけだraw!?クソみたいな論理を振りかざしてる指標もあるしさぁ,今プロパーに受け入れられている解釈仮説の全てが妥当だなんて,漏れにはとっても言えないぜ。

いかにも妥当性問題の子だくさん。入れ子状になっておます。入れ子といえば身体システム。アフォーダンスってなんざんす????

だけどよぉ,ロールシャッハを妥当たらしめてるような気がしないでもない部分は,どうにも実証に乗りにくいところがあったりするのよさ。何々?専門家の推薦なんてのはエビデンスとしての水準極低?アーハン。アイシーアイシー。


っておい!結局ロールシャッハの妥当性って何なんだよ!!
心理測定的な妥当性なんてのは,せいぜいロールシャッハの一側面に焦点を当てた話だぞ?ほれミロ。メタ分析の結果がプロパーとクリティシャンの間で食い違ってやがる。なんてこった。なんてめんどくさいコントロバースィだ。なんかワッツロングほにゃららも邦訳出版されたらしいしよぉ。いろんな妥当性の話がありすぎて,もうボクチンうんこ漏れました。

鑑別診断もよくワカンネェ指標の陽性・擬陽性で話がなされてるし,多くの指標を踏まえた解釈自体の妥当性を検証した,良い感じの研究なんて見たこともねぇ。鑑別診断に関して言うなら,せめて指標全部を使った所見で勝負したいとこだよ,全く。

さて,話は大きく脱線し,まったくもって意味の分からないエントリとなりました。良いんだよ。鬱憤が溜まってるんだよ。うぅぅぅ…


でっなぁ~い
えびしんでっなぁ~い 
えびしんでっなぁ~い 
えびしんでっなぁ~い

えびしんでっなぁ~いい!!


      えっびっしんっ!!


くそ。全く駄目だ。何がサークルジャークスだ。ふざけんなカスが。


次はお待ちかね。妥当性概念の論文に関するエントリで~す。

Comment

色々コメントしたいですが,徐々にいきますw
まず,「その検査が測定しようとしている概念を実際に測定している程度」ですが,これって,妥当性についての全般的な説明では?
大学で習ったこと,は正しいとは限りません。先生が言ってる事は間違っていることが多々あります。もちろん私もまた然りですが。

>実証に乗りにくいところがあったりするのよさ

僕はロールシャッハの有用性を全然知らないのですが,エビデンスを出したかったら,無作為にロールシャッハでアセスメントした群と別物でアセスメントした群に分けて,それぞれに応じた介入(これが違いそうだけど)randomized controlled trialして確かめればいいんじゃないでしょうかね。
>>izugaeruさん

反応があるだけでもの凄く嬉しい・・・。徐々に僕を追いつめてくださいw

で,件の定義ですが,おっしゃるとおり,全般的な妥当性の簡単な説明って感じですね。

そして,まだ妥当性概念が今ほど発達していなかった時代(1950年代以前だそうですが)の,非常にナイーブな古い定義なんだと思います。あくまで妥当性概念の決定版としては,ですが。

当時は行動主義まっ盛りで,実体の存在が不明な構成概念を扱う事が少なく,操作的定義の複雑さがそれほど高くなかったこと,

さらに,基準関連妥当性の基準となる外的変数の妥当性についての疑問が徐々に高まった結果,

「構成概念妥当性」,つまりは測定に理論が先行する形の妥当性概念が出てきたのではないかと,現段階では理解しています。


先生達に言われてきた事は,とりあえずのスタンダードとして内在化してきました。そのおかげで,今色々な矛盾を楽しめているのだと思います。
>>izugaeruさん

おお・・・。

それは今僕が,実現可能性の点でプライオリティを下げている研究デザインそのものじゃないでつか。

ただし,CBTのようにアセスメントとトリートメントが密接に結びついている類の検査ではないのです。ロールシャッハは。そこがまた扱いづらいところではありますが。

まぁ,ロールシャッハの利用を正当化するためにエビデンスを出したいのではなく,あの検査が実際問題として何の役に立つのかを,明確にしたいのですよ。

多分,今行われているような形のロールシャッハ研究とは,全く異なるデザインを必要とするのではないかとは感じています。
妥当性にもそのような変遷があったんですね。勉強不足でした。ただ,このエントリの最初であげていた,説明文の違いについては,そんなに悩まなくもいいんじゃないん?と思ったもので。
何かの効果を検証したいと思ったら必然的に最もエレガントな形はそういうデザインになりますからね。

>何の役に立つのか って難しいなあ。そもそも,探索的な研究ってデザインが難しいですよね。苦労する割りに結果を自信もって強調できなかったりして。
>>izugaeruさん

とは言っても,当方受け売り的なところが多々あります・・・。

まぁなんというか,悩んでいるような書き方の方が,この話に導入しやすかっただけ,なんて理由だったりするんですよ。

実のところ,そこについての基本的事項についてはあまり悩んでません。

ただ,「ある測定法が測定しようと意図した構成概念が,人間に実在しているかが妥当性の要件に含まれる」なんていうメッセージを含んだ論文を,2005年のPsychological review誌で見つけまして。

それがなんだか面白かったので,妥当性概念を確認しておこうと思っているのです。僕はなぜか方法論が好きなのですよ。

なんか紛らわしかったですねぇ・・・。
>必然的に最もエレガントな形はそういうデザインになりますからね。

はい。ほんと必然だと思います。

しかし,この事案に関しては,それに簡単に落とせないような気がしているのですよね。

ある特定のトリートメントに直結するアセスメントは,そのトリートメントに必要な情報を獲得するという明確な目的のもとで,その妥当性が確かめられているのだと思います。

なので,特定のトリートメントに役立つ情報を提供するという点では,そのような目的特定的なアセスメントに,ロールシャッハ法は勝ち目がない。そのトリートメントを施術するという目的に限定すれば,ロールシャッハを実施する必要は無いと思います。

じゃあナニに使いますかってところで・・・。一応想定している使用目的としては,やはり「見立て」のためなんだと思います。その土俵の上で,所見の妥当性と有用性が問題となってくる。

しかし「見立て」も臨床的なオリエンテーションによって考え方が異なるでしょうからねぇ・・・。難しい問題だと感じています。
>悩んでいるような書き方の方が,この話に導入しやすかっただけ

なるほど,演出家ですね。
だばだ~って聞こえてきそうです(笑

>一応想定している使用目的としては,やはり「見立て」のためなんだと思います。

いくら素敵な見立てができても,それがクライエントさんのアウトカムに反映されていなければ,その見立ては意味をなさないですよね?だから,最終的なアウトカムを含めて検討しないと有用性は分からないと思います。見立ての良し悪しで終わってしまったら,治療者or研究者の自己満足で終わる可能性があります。
>いくら素敵な見立てができても,それがクライエントさんのアウトカムに反映されていなければ,その見立ては意味をなさないですよね?

全くもってその通りだと思っています。最終目的は見立てることじゃなく,それを利用した手だてと,そこから得られる介入の成果なのだと思いますから。

結局見立ての善し悪しは,それが治療に役立つかとか,もっと具体的な事を言えば,アウトカムに結びつくかってとこで判断されないと分からないと考えます。

だからこそ,ロールシャッハの(臨床的)妥当性は,アウトカムを含んだデザインで検討さることが望まれるのはないかと考えているのです。それが現段階で可能かどうかは,また別の問題なのですが・・・。

好きだから使う,なんてのは僕の欲するところでは全くないので。これはロールシャッハに限らず,何に関してもそうです。

まぁ,ロールシャッハ所見は,どのようにand/orどの程度,治療に寄与しうるかっていう問い立てになりますかね。
もしかしたら,ロールシャッハを利用した見立ては~,となるのかもしれません。

で,どのような目的において用いれば,どのような効果が期待できるかってな事が明らかになってくれば,好みを抜きにしたところでも,ロールシャッハが手法として取捨選択される事が可能になるのではないかなんて事を思ってます。
>ロールシャッハの(臨床的)妥当性は,アウトカムを含んだデザインで検討さることが望まれるのはないか

おっしゃる通りだと思います。きっちりしたデザインの研究は,確かに実現可能性は低いですが,なるべく理想を追いかけてほしいものです。

>どのような目的において用いれば,どのような効果が期待できるかってな事が明らかになってくれば

結局,何が有用なのかを明らかにするには,そのように範囲を限定して検討していく必要がありますよね。そういうのって今までのロールシャッハ研究では積み重ねがあるんですかね?それがあるならある程度(臨床的)妥当性が言及できそうな気がしますが。
ありがとうございます(男泣

>そういうのって今までのロールシャッハ研究では積み重ねがあるんですかね?

そうですねぇ。まぁアウトカムまでを射程に入れた研究は知りません。

しかし,今までに色んな研究者・臨床家がこの検査に携わってきています。文献の数だけは半端ではありません。その中には出目の研究も当然ありまして・・・。なんで,今存在する研究だけでも,特定の目的における臨床的妥当性に関しては,ある程度の事は言えますねぇ。
昨晩は議論にお付き合いいただきありがとうございました。

今までの積み重ねを踏まえて,さらなる高みを目指してがんがってください!できればクライエントさんの利益にどう貢献するのか,という水準まで行ければよいですな。
>>izugaeruさん

こちらこそ,なんていう言葉もおこがましいほどです。ありがとうございました。

実際研究については,クライエントさんの利益に還元できるかどうか,っていう一点でもだえ続けてます。

まだまだまだまだガンガリます。
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