妥当性ってなんズラ?③ ~アブストだけの巻~

Borsboom, D., Gideon, J., & van Heerden, J.
The concept of validity. Psychological Review 111: 1061-1071,2004


論文をコピってないので詳細は不明なんだけれども,アブストを読む限り,今までよりもずっとシンプルな妥当性概念を提唱しているらしい。
なんらかの特性を測定する検査が妥当であるという事は

(a)その特性が存在する
(b)特性の分散が,因果関係的に検査結果の分散を生み出す

ということが担保された状態を指す


ほう。ハードコアやね。

この概念は,現行の妥当性理論とはいくらかの点で異なる。
本論で提示されている妥当性概念が強調するのは,実在論,関係性,因果関係である。

一方,現行の妥当性理論が強調するのは,認識論,意味,相関である。


実在する特性が,因果関係的に検査の分散を生み出すってか。


ここで提示される概念は現在ある文献よりもよりシンプルであるだけでなく,理論的にも優れている。さらに,妥当性研究のための,理論的・実践的示唆も述べられる。

最も重要なのは以下の点である。すなわち妥当性研究は,測定された特性と他の特性との関係を導く事を目的とするのではなく,測定される特性の効果を検査得点に反映させる過程を導かねばならないのである。


うわ。読みてえなおい。



もうね。この人の言ってること,構成概念妥当性とかそういう次元じゃない希ガス。

だって,その特性が実在する,だよ?それを検査が反映してるだけ,だよ?何よりも,その特性が実在しているということを示すのが超弩級に困難だろね。だけどそれをやるってか。んでそれを検査得点が反映していく過程を検討していくのが妥当性研究だってか。

なんか,渡辺芳之氏を思い出す。ABOFANとの対話の中で,なんかこういう話をしていたような気がする。

血液型性格占いが妥当と言えないのは,外的基準である人格特性なんてものが本当に存在しているかどうか不明だからだ,ってな感じで。要するにあれは人格研究全般への批判だったわけだニャー。

しかし,ほんとどうやって実在性を検証するんだろうか。明日にでも本文をコピってこようか。

んで,この概念が理論的にも現行の妥当性概念よりも優れているってのは,一体どういう論拠から言ってることなんだろうか。で,一体全体,この妥当性概念の妥当性は誰が決めるんだろうか。

ん?

あぁ,

そりゃ俺か。

Comment

くれ
おれにもくれよん!
  • 2006/02/17 12:05
  • サイパンコアラ
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  • Edit
>(b)特性の分散が,因果関係的に検査結果の分散を生み出す

これって予測的妥当性のさらに洗練された形ですかね。
論文本文に期待。
>>サイパンコアラ

誰がここに来て良いって言った?ああ!?
って嘘です。ごめんちゃい。
んじゃReserch & Destroyで発表します。

>>izugaeruさん

確かに。予測的妥当性の考え方に近いものを感じます。しかし,なんかそれとも違ってる気がしているのも確かなところで・・・。

ということで,僕も本文に期待してます。

なるだけ早めに続報を。
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