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内藤君が居なくなってしまった : 2008.06.25[Wed]

絶対彼氏,昨日最終回でしたね。胸が苦しかったですね。

内藤君はどんどん人間に近づいていくのですけど,その内に嫉妬したり,怒ったり,っていう当然これまでに感じたことのない感情を感じるようになっていくと。

もちろん内藤君はそれが怒りだとか嫉妬だとかって事が分からない。だから制御できない。制御できないもんだから,皿を叩き付けて割ったりしたりなんかして,所謂(広義の)行動化を示したり。

そこからもっと人間に近づいて,嫉妬や怒りを飲み込んで,彼女のために彼女のためにって,そればっかりやってた。元来「理想の彼氏」なわけで,自分の感情や欲求を素直に表現できる役割ではないわけですよ。それを続けた結果内藤君がどうなったかというと,強烈な発熱で寝込んじゃって,彼女に面倒見てもらえました,みたいなね。

これじゃあ,もうまるっきり葛藤する人間そのものじゃないですか。まるっきりヒステリー性の力動じゃあないですか。役割葛藤,抑圧,身体化,人のため人のため,でもホントはお世話されたいんです,愛されたいんですって。この原作なり脚本なりがそういう事を踏まえて書いてあるとは思わないですけどね。


りい子は内藤君インマイマインドって感じでパリに旅立ちましたけど,こっちはすごくunfinished。なぜなら,内藤君の事があってから「いきなり3週間後」なんですもん。登場人物達は各々がモーニングだったんでしょうよ。でもこっちはそうじゃない。あれだけ愛すべき内藤君なんですから,こっちもモーニングに付き合いたかった。だから,その3週間の間の出来事や当時人物の心の動きを,少しでも良いから見せて欲しかった。


ということで,僕は心にぽっかり穴が空いたような,実際に大切な人を亡くしたような,そんな気持ちになっていました。まーね,それにしても,面白いドラマでした。
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